設営を早めに終わらせて重視している作業が、落ち枝拾いと薪づくり
焚き火が可能な山間キャンプ場を使用するときは、燃料は全て現地調達
これが無いと、冬の暖をとることも出来ないし、調理も出来ないので大事な作業
サイト周辺の林の中で、杉の落ち葉と落ち枝を収集
ビニールに杉の落ち葉と中小の落ち枝の薪、その他太めの落ち枝の薪に分類
ある程度キャンプの知識がある方はご存じと思いますが、杉の落ち葉は強力な自然の着火剤
火おこしをする際に細い枝の下に敷いたり、焚き火を強火にするときに使ったり
もう一つ今回やりたかったこと
落ち枝を使った、三脚かまどづくり
出来るだけ真っすぐした丈夫そうな落ち枝を使ったつもりですが、かなり”うねうね”した形になっていますね・・・
けれどしっかりと自立した三脚ができました
三脚から鍋などを吊るす道具として、番線でS字フックを自作しています
使うフックの数で高さの調節が可能だし、何といっても材料費が安い
さて、焚き火台に着火
今回は、メタルファイアでの着火に挑戦してみました
マグネシウム棒を金属で擦って火花を散らし着火させる道具
杉の落ち葉に直接着火することはできませんでしたが、麻縄の切れ端を綿状にになるまでほぐしたものを杉の落ち葉の上に乗せて着火させることができました
一晩過ごす準備が整ったので、ちょっと一息
これらの出番がやってきました
普通ならビールから行きたいところですが、夕方陽がかげると急に冷え込んできたため、まず熱燗で体を温めることに・・・
今回のキャンプでは使用する予定が無かった飯ごうでお湯を沸かして、日本酒を注いだカップを入浴
アルコールを飛ばし過ぎることなく、口当たりがまろやかな美味しい熱燗ができました
夕食は、温かさを持続しながら食事が出来るよう、鍋にしました
博多定番のもつ鍋
この使用している鍋、キャンプ用品として販売されている鍋ではなく、普通に売ってある真鍮色の両手鍋の取っ手に、番線で吊り下げ金具を手作りしたもの
鍋の中は真鍮色ですが、外側は数々キャンプで使ってきた焚き火のすすがしっかりと着いていて、まるで最初からそうであったように真っ黒色です
あえて外側はすすが落ちてしまわないようにゴシゴシ洗わず、流す程度にしています
野菜もしんなりなってきて、もつ鍋の完成!トッピングに数個見えるスライスニンニクは、畑の自家製ニンニクです
寒い中で食べる温かいもつ鍋、森林の中の爽やかな静寂な環境、焚き火を見ながら、薪の燃える香りを感じながら、今までになかった記憶に残る本当に美味しいもつ鍋でした
食事の後は、ゆったりとした時間
焚き火のキャンプファイアーを見つめながら、何も考えずにちびちびと晩酌して、無の時間を楽しみました
キャンプ場での焚き火は21時30分までとなっているので、火を落とした後は外にいるとただ寒いだけなのでテントの中へ
焚き火の近くにいても、足先だけはキンキンに冷え切ってしまうので、ガスストーブで足先を温めています
※使用しているのはIWATANIさんのカセットガスストーブ。本当は、説明書ではテントの中での使用は禁止。
一酸化炭素中毒をおこしたり、キャンプ用品に火が燃え移ってしまう危険があるから・・・
自己責任において、燃えやすいものは近くに置かず、テント両面の扉を開けて風を通しながら、一時的に足先を温めるだけに使用しています。足先が温まったら即消火
足先が温かいうちに寝袋に入って就寝。。。速攻でぐっすりよく眠れました
翌朝は、朝5時半に起床!
6時から焚き火が出来るので、お湯を沸かしつつ、前夜のもつ鍋のスープの残りで朝からちゃんぽん麺2玉をぺろりと簡単な朝食
沸かしておいたお湯で入れたモーニングコーヒーは、清々しい朝のキャンプ場で飲むと美味い!!
しばし、ゆっくりしたあと10時のチェックアウトに間に合うように撤収作業
撤収作業も段取りよく、短時間で出来るようになってきました
一応、自分が頭の中で描いていたとおりのキャンプが出来た今回のソロキャンプ
畑作業の傍ら、次はどんなソロキャンプをしようかな